撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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この映画は、1996年に発表されたニコラス・スパークスの
小説が原作になっており、療養施設へ入寮している老人が
認知症を患い過去を忘れてしまっている老女へ読み聞かせている
恋物語を回想的に振り返りながら進んでいく。
お金持ちのお嬢様と平凡な家庭に育った青年の身分違いの恋という、
あらすじとしてはもう本当にベタでありふれたラブストーリーなのだけど、
これがまぁ当たり前のようにラストシーンで号泣してしまう自分がいた。
見る視点によっては周囲を巻き込んだ挙句に
振り回す自分勝手な2人の物語に見えてしまうかもしれないけれど、
想われる側にしてみれば、これほど一途に情熱的に、
それでいて気持ち悪くなく(←大事!)想い続けてもらえるというのは
ある意味で恋人に求める理想の姿なのかもしれない。
お金持ちで仕事もできてイケメンの恋のライバルも登場するのだけど、
彼だってめっちゃ良いやつでね、分かりきったネタバレだから書くけど、
彼女のために傷つくのは自分だけで済むような選択ができる
器の大きな優しい男なんだよね。
どう考えても彼の方が良い男なのに、
恋愛ってのは理屈じゃないんだなぁ…と観ていて少し辛くなった。
どれだけ想っていても、どれだけ自分を磨いていても、
どれだけ相手に尽くしたとても、決して自分ではだめなのだ。
「貴方の前と彼の前では違う自分がいる」
そんな訳の分からない謎の告白をする彼女を前にして、
いや、それ以前に彼女は彼の前で自分を出す努力をしたのかと、
彼に自分がやりたいこと、興味のあることを伝えようとすら
しなかったのではないかと思わずにはいられなかった。
彼は彼女に何も強制していないし、
むしろ意思を尊重しながら大切に接してくれていたと思うのに、
そんな彼を前にしてそんな台詞を吐くお前超スゴイな、と
どんだけワガママなんだと思わずにはいられなかった。
改めて恋愛は理屈じゃないんだなぁ…と。
でもね、そんな「嫌な」女性を演じるレイチェル・マクアダムスが
またこれ以上なく魅力的で嫌みがなく、無邪気に屈託なく素敵で、
とてもそんなことを非難する気持ちにはなれなくて(思ったけど)、
だからこそこの映画がひとつの素晴らしい物語として
観る者に受け入れられているんだろうなと思った訳でした。
恋に疲れたそこのアナタ、おすすめですよ。
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