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撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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まぁたいした話ではないんだけど。

会社の帰り道に本屋に寄ったのね。

21時ちょい前くらいだったと思うんだけど、
いつもの地下鉄駅の出口から出てミスドの横を抜けた先、
本屋のある建物との数メートルの間に、裏に抜ける細い横道がある。

まぁ細いったって車1台は十分通れるくらいの幅の道。

さらに言えば別に薄暗くも薄気味悪くもないし、
人通りだって普通にあるし、自分だって何度も通ったことある道。

でも、今日はその横道の端っこ、大通りからすぐの
本屋側の建物の植木があるすぐ脇に、
幼稚園児くらいの小さな子供がいた。

見た感じは自分の腰までもないくらいの背丈で、
背中向きだったから性別までは良く分からない。

かくれんぼするときの鬼が、周りを見ないようにして
いーち、にーい、さーんって数えるみたいに
壁に向かって手をついて、その手に顔をうずめるみたいな恰好だった。

ちなみに、言うまでもなく身体が透けてなんていないし、
もう少し背丈が大きければ、ああ単に塾帰りの子供かなって感じだった。

何でこんな時間にこんな小さな子供がいるんだろうって思ったんだけど、
そして一人で何やってんだろうとも思ったんだけど、
まぁ別に話かけてどうこうするつもりもないし、
何ができるって訳でもないから
普通に通り過ぎて本屋のある建物に入ろうとして、でもふと気になって。

もう一度その子供がいたはずの場所を見たら、いなくなってた。

あれ?って思ったんだけど、
そのときは深く考えずに本屋に寄って、何冊か買って、出てきて。

で、帰り道にもう一度その場所を通るから、
もしかしたら何かと子供を見間違えたのかなと思って確認してみたんだけど、
もちろんそれらしいものなんて何もない。

あー何だったのかな、あれって思いながら歩いてたら、
ふと

「あ、もしかしたらこれが幽霊ってやつなのかも」

って思ったら
なんかしっくりきちゃって。

“見た瞬間に生きている人じゃないことが本能的に伝わった”とか書ければ
もっとそれらしいのかもしれないんだけど、
別に見た瞬間にゾクッっともザワッともしなくて。

本当に、普通に小さな子供がそこにいた感じ。

いや、まぁただ単に本当に子供がそこにいて、
たまたま目を離した瞬間にどっか行っちゃってただけかもしれないんだけど。

そして別にオチも何にもないんだけど、
何となく、ああ幽霊ってこういうものなのかもって思っちゃった。

そして、それが妙にしっくりきちゃったってだけの話。

何だろうねw

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撃ち抜けないのは美女の心と物事の急所だけさ。

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