撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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『DEATH NOTE(デスノート)』って漫画がある。
週刊少年ジャンプで10年くらい前に連載してた作品で、
名前を書いた人間を自由に操り死なせることができる
「死神のノート」を手にいれた高校生が主人公の漫画だ。
ちょっと前まで Yahoo!JAPAN で無料で読めてたもんだから
ひさびさ思い出したんだけどね、
ふと、もし自分が高校生の頃にこのノートを手に入れたら
どう使うんだろうと考えた。
たぶん、この漫画の主人公のように
これを使って理想の世界を作りあげようなんて考えもしないだろう。
頭から自分の為だけに使おうとするはずだ。
下手すりゃ当時好きだった人の名前を書いて
自分のことを好きになるように仕向けるとかすると思う。
「○○(好きな人の名前)は、桶屋(自分の名前)を好きになり、結ばれて幸せに暮らしたのち、100歳の誕生日に孫達に囲まれながら静かにその生涯を閉じる」
とかね。
でも、賢明なる読者諸君は既にお気付きのこととは思うけど、
こんな風に書いたら自分の名前を書くことになって
書いた数秒後にオレが死んじゃうじゃんね。
これに気が付いたとき、ああ、オレって自分で考えてるより
猛烈に馬鹿なのかもって思った。
良かったよね、この漫画の主人公がオレじゃなくて。
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