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撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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距離161km、累積標高差9,000m、
富士山の山麓、登山道、歩道、林道などを走り歩きつなぐ
日本初の100マイルトレイルレース。

ウルトラトレイル・マウントフジ2013
大会公式DVDをmoonさんに見せてもらったよ。

高低差のある161kmをわずか19時間でゴールするような
ランナーもいれば、制限時間をフル活用して
やっとの思いでゴールするようなランナーもいる。

もちろん、残念ながらリタイアを選択せざるを得ないランナーも。

様々な人間模様を撮影したDVD、
もうさ、こんなの見たら目頭が熱くなるじゃんね。


 この世界では 個人的には
 ライバルは存在しないと思う

 それぞれ自分のレースを走り
 一緒にひと時を過ごすんだ


第1部に登場したフランスのトップランナーの言葉だけど、
これを聴いたとき(正確には字幕を読んだときw)
ああやっぱり100kmウォークの感覚と同じなんだって思った。

きっと別次元の難しさがあるんだろうけど、
参加者の誰もに、そして参加者を取り巻く運営や家族に、
それぞれのレースが、ドラマがあるんだろう。

内容的には去年の親子の方が面白かったけれど、
それでも充分見応えがあった。

完走率は73.26%と高い。
しかし、それもそのはず、参加資格がとんでもない。

2010年以降に100km以上のトレイルランニングレースを1回以上完走、
または70km以上のトレイルランニングレースを2回以上完走していること。

もうね、そんなとんでもない人たちが参加してもなお
73.26%しか完走できていないってことが、
逆にこの大会の過酷さを表してると思うよ。

「趣味」ってジャンルに当てはめてよいものかどうかってくらい
過酷な大会だけど、どいつもこいつも楽しそうに、
でも当然のように辛そうに、歯を食いしばって、
最後の、あの栄光の瞬間を目指して歩みを進めていく姿、
正直羨ましいなって思っちゃった。

辛いし、眠いし、もう解放してくれって思いながら
皆走ってるんだろうけど、それでも、この場にいれることを
心のどこかで嬉しく、そして誇らしく感じてると思うんだ。

出場するかしないかで言えば出場はしないし、
そもそも出場資格も満たしてないのだけど、
富士山をバックに走るのはちょっとやってみたい。

富士山、やっぱり綺麗だよね。
ランナーたちのバックに悠然とそびえる霊峰、本当に美しい。

夜は怖いから遠慮しておくけどね。
寒いし。

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撃ち抜けないのは美女の心と物事の急所だけさ。

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