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撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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と、聴かれたので

「うん、似合ってる。可愛いよ。」

と答えたら、

「わたし、サイズさえ合えばだいたい似合うし、可愛いよ」

と笑顔で返してくる。

以前はどんだけ自分に自信持ってんだとか感じたこともあるけれど、
事実下手なマネキンより似合ってるし、可愛いから仕方がないと思う。

でもたぶん、彼女が聴きたかったのはそうじゃなくて、
単純にその服が彼女に似合ってるかとか可愛いかとかの
判定ではなくて、そのうえで

「この服を着ることで、私の良さは出てる?」

という視点を持ったうえでの「どう?」なんだろうなと最近気が付いた。

こちとら伊達に数年前まで1の位を四捨五入すれば0.1トンだった訳じゃなく、
数少ない「着れる服」から選ぶしかない世界の住人だった訳で、
当然、そんな世界の住人だった自分にそんな高度な判断基準、
レベルで似合う、似合わないの評価ができる訳もないから、
こういうときはもう直感と印象で答えることにしてる。

そしてそれを応用して、この服たっけぇなと思ったときは、

「似合ってるし可愛いけど、その服だと君の良さがでないよ」

と答えられるようになりました。
このセリフ、とても使えます。テストに出ます。

なお、彼女は自分の服は自分で買います。
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プロフィール

HN:桶屋が儲かる

多感な青春時代に
伊集院光を聞き育つ。

撃ち抜けないのは美女の心と物事の急所だけさ。

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