撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
『漂流』は、1975年に産経新聞で連載された長編小説。
天明5年、伊豆諸島の鳥島へ漂着し、
12年に及ぶ無人島生活の後に故郷へ帰還した
一人の漂流者の記録を基にして書かれた物語。
30年以上前に書かれた小説にも関わらず少しも古臭い感じがしなかった。
一気に読み進めることができたよ。
無人島での生活はもっと描写に絶えない内容もあっただろうけど、
そこを良くも悪くも読み易く仕上げてある。
連載時からは大幅な加筆修正をしたんだろう。
もしかしたら版によっても違うのかもしれない。
割愛すべきところは思い切って割愛し、
詳細に書くべきところはしっかり書いてある。
今の編集とはまた違うんだろうな。
最近の本とは魅せようとする部分が明らかに違う。
読み応えのある内容で、面白かったよ。
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