撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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早朝5時、すっかり明るくなった空に自然と目が覚める。
朝食をいただいたら、まずはお墓参り。
朝食をいただいたら、まずはお墓参り。
裏の畑から妙高山を眺めると、
そこには雲ひとつなく聳える標高2,454mの妙高山。
あと数時間の後に、自分があの天辺にいると思うとワクワクする。
その日は絶好の登山日和だった。
今年は熊や猿がよく出るらしく、
その日は絶好の登山日和だった。
今年は熊や猿がよく出るらしく、
裏の畑に大小様々、たくさんの足跡が残っていた。
週末だから登山客も多いだろうけれど、
週末だから登山客も多いだろうけれど、
この調子だと登山道でも注意が必要かもしれない。
ただし残念ながら熊除けの鈴はない。
6時。出発前に装備と持ち物の最終チェックを行う。
6時。出発前に装備と持ち物の最終チェックを行う。
機能性タイツと軍手と帽子を身に着け、
足元はスニーカーの代わりに登山用靴下と登山靴を履く。
リュックの中身も以下の通り必要最低限のものだけ。
リュックの中身も以下の通り必要最低限のものだけ。
地元の日帰り登山なので、可能な限り身軽な恰好で向かう。
・着替え用の半袖シャツ
・着替え用の半袖シャツ
・汗ふきタオル
・防寒&防水用にゴアテックスのレインウェア(上のみ)
・食べ物、飲み物
・携帯食としてマラソン大会でもらった参加賞の塩飴
・絆創膏などの救急用品
・ビニール袋、ティッシュ
セブンイレブン(新潟にだってコンビニはあるのだ!)で
おにぎり2個とエネルギーゼリーを1個、
ポカリの1Lペット1本に、ミネラルウォーター500mlを購入し、
伯母ちゃん宅の冷蔵庫で冷やしておいた。
500mlのミネラルウォーターは保冷も兼ねて冷凍してある。
500mlのミネラルウォーターは保冷も兼ねて冷凍してある。
夕方までに戻る予定なので、防寒具とヘッドライトは持たなかった。
季節は夏。
季節は夏。
日中の日帰り登山なら、これだけあれば何とかなる。
飲物が若干心元ないけれど、
足りなきゃ現地で調達すればいい。
確か、妙高高原スカイケーブル「山頂駅」の
周辺にも自販機はあったはず。
伯母ちゃん宅にある時刻表で
確か、妙高高原スカイケーブル「山頂駅」の
周辺にも自販機はあったはず。
伯母ちゃん宅にある時刻表で
駅から出発するバスの時刻を確認する。
時刻表は運行本数の少ない田舎の必需品だ。
「妙高高原駅」から「新赤倉三叉路」までは20分程度、
「妙高高原駅」から「新赤倉三叉路」までは20分程度、
妙高高原スカイケーブルの営業開始は8時からだから
7時20分発のバスに乗れば余裕だろう。
さぁこれで準備は万端。
さぁこれで準備は万端。
いざ行かん、妙高山の頂へ!
◆妙高高原駅~笹ヶ峰
7時、妙高高原駅に到着。
◆妙高高原駅~笹ヶ峰
7時、妙高高原駅に到着。
赤倉方面に向かうバス停は駅の改札を出ての右手側、
観光案内所の前のバスターミナルにある。
まだバスの出発時刻まで時間があるせいか、
まだバスの出発時刻まで時間があるせいか、
駅前には見事に誰もいない。
停留所の前にある屋根のないベンチに腰を下ろし、
バスが来るのを待つ。
昨日、タクシーの運ちゃんから聞いた話では、
昨日、タクシーの運ちゃんから聞いた話では、
新赤倉からの登山ルートがここから最も近く、
また距離も短いため日帰り登山には最適とのこと。
当然、自分もこのルートで登るつもりだった。
7時13分、妙高高原駅に下り電車が到着すると、
当然、自分もこのルートで登るつもりだった。
7時13分、妙高高原駅に下り電車が到着すると、
そこから大きなリュックを背負った
見るからに登山客風な面々が降りてやってきた。
みんな妙高山を目指すのだろう。
みんな妙高山を目指すのだろう。
それにしては大き過ぎる背中の荷物が気になるけれど、
自分が座っているベンチに一人でも多く座れるよう、
端に詰めて座りなおす。
・・・が、みんなこっちに来ない。
あれ?
・・・が、みんなこっちに来ない。
あれ?
みんな妙高山に登るんじゃないの??
自分が座っているバス停留所を過ぎたさらに奥、
自分が座っているバス停留所を過ぎたさらに奥、
観光案内所のすぐ前にあるバス停留所に列を作っている。
赤倉方面の乗り場ってここじゃないのだろうか。
赤倉方面の乗り場ってここじゃないのだろうか。
いかんせん初めてのバス乗り場、正直言って自信はない。
かといって誰かに確認したくても、係員など不在で、
そこには自分とそこで並んでいる登山客しかいない。
そうこうしているうちに、その奥のバス停留所に1台のバスが到着。
そうこうしているうちに、その奥のバス停留所に1台のバスが到着。
行き先表示のところは「ぶらっと妙高」と書いてある。
ああ、そういえば妙高の観光バスで、
ああ、そういえば妙高の観光バスで、
このあたりの観光スポットを周遊してるバスもあったよな、
そんな考えが頭をよぎる。
停留所に並ぶ登山客が続々とそのバスに乗り込んでいく。
停留所に並ぶ登山客が続々とそのバスに乗り込んでいく。
自分の座る停留所には、まだバスが来ない。
あ、これもしかしてオレ、乗り場を間違えたかな。
あ、これもしかしてオレ、乗り場を間違えたかな。
他の登山客に行き先を確認するにしても、
どっちにしろ奥の停留所の方に向かった方が良さそうだ。
そう思って腰を上げ、
そう思って腰を上げ、
奥に停まる「ぶらっと妙高」バスに向かう。
バスの乗車口に着く頃には、
バスの乗車口に着く頃には、
他の登山客はすっかり乗り切ったあとだった。
仕方ない、バスの運転手に確認しよう。
「あの・・・」
「あの・・・」
「あー、先払い1,000円ですよ、1,000円。」
オレの恰好を見るなり金銭を要求するたぁ大した野郎だ。
「いえ、あの妙高山に登るのはこのバスでいいんですよね?」
オレの恰好を見るなり金銭を要求するたぁ大した野郎だ。
「いえ、あの妙高山に登るのはこのバスでいいんですよね?」
「そうですよ、お客さん、乗りますよね?」
妙高山の登山口に行くのは間違いないらしい。
妙高山の登山口に行くのは間違いないらしい。
であるなら時間的にこのバスに乗るのが正解のようだ。
運賃1,000円を支払い、一番後ろの席に腰を下ろす。
7時20分、無事にバス出発。
運賃1,000円を支払い、一番後ろの席に腰を下ろす。
7時20分、無事にバス出発。
とりあえず間違っていないことにほっとする。
それにしても片道20分のバス運賃が1,000円ってのは
それにしても片道20分のバス運賃が1,000円ってのは
いくら観光客が少ないとはいえ高過ぎるよ。
これじゃ地元の人はタクシーを使う訳だね・・・なんて
考えているとき、車内アナウンスが流れてくる。
「このバスはぶらっと妙高、笹ヶ峰直行便です」
・・・へ?
時を同じくして、バスの車窓から
「このバスはぶらっと妙高、笹ヶ峰直行便です」
・・・へ?
時を同じくして、バスの車窓から
自分が座っていたバス停留所に1台のバスが到着するのが見える。
行き先表示には「赤倉温泉行き」。
・・・ををを!?
頸南(バス会社)のバカ・・・この駅始発にも関わらず
・・・ををを!?
頸南(バス会社)のバカ・・・この駅始発にも関わらず
時間に遅れて来やがった・・・!!
後日調べて分かったのだけど、
後日調べて分かったのだけど、
たまたま偶然、同時刻に赤倉温泉行きと笹ヶ峰行きの
2本のバスが出ていたようで、自分はその2択を誤ったみたい。
まぁ本数の少ない田舎の電車に合わせると、
まぁ本数の少ない田舎の電車に合わせると、
駅前のバスの出発時刻なんて似たりよったりになるのかな。
かくして自分は50分程の道程をバスに揺られ、
かくして自分は50分程の道程をバスに揺られ、
見事、笹ヶ峰の地に降り立ったのでした。
・・・マジか。
・・・マジか。
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