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撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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2014年の夏休み、墓参りとお見舞いのため
突発的に帰省することになった新潟の地。

ならばこそ、このせっかくの機会を逃してなるものかと
子供の頃からずっと見上げるだけだった
日本百名山のひとつ、妙高山に登ってきました。

今日はその登山レポートです。


◆3つの登山ルート

妙高山には大きく分けて3つの登山ルートがある。

妙高高原スカイケーブルを使う「新赤倉ルート」、
秘境の温泉街から登る「燕温泉ルート」、そして
四季折々の景色が楽しめる笹ヶ峰高原から登る「笹ヶ峰ルート」だ。

http://shin-aka.com/trekking_g/


ひとつめの新赤倉ルートの登山口は、
赤倉観光リゾート&スパにある(地図右手)。

「妙高高原駅」からバスの乗り「新赤倉三叉路」で下車、
バス停留所から歩いてすぐの「山麓駅」からスカイケーブルに乗り
「山頂駅」まで約11分、束の間の空中散策を楽しむ。
料金は片道1,300円、往復で1,800円、「山頂駅」の標高は1,256mだそうだ。

登山道の入口は、「山頂駅」から500mほど登った先にある。
そこから妙高山頂までは大人の足で4時間弱、
スカイケーブルの営業時刻に制約があるため
早朝や夜間の登山には向かないものの、他のルートに比べて
距離も短く標高差も少ない、初心者におすすめのルートといえる。

時間の限られる今回の登山では、復路として利用させてもらった。


ふたつめの燕温泉ルートは、
燕の温泉街を抜けた先に登山口がある(地図右上)。

燕温泉は白い濁り湯が特徴で、
オレが生まれて初めて混浴に入った場所でもある。
濁り湯だけに残念ながら見えなかったと記憶しているが、
思春期まっさかりの自分にとっては充分過ぎる体験だった。

「関山駅」からバスに乗り「燕温泉」で下車。
坂の温泉街を抜けると「燕温泉登山口」の標識が見える。

登山口の標高は1,150mで、妙高山頂まで4時間強といったところ。
スタートしてすぐにルートが2つに分岐しており、
大回りになるが滝百選にも選ばれた「惣滝」を臨むルートと、
直進し麻平を経由するルートに分かれている。
どちらを選んでも「光明ノ滝」と「称明ノ滝」という
2つの滝の上流で合流するようだ。選択はお好みで。


最後みっつめ、笹ヶ峰ルートの登山口は、
上信越高原国立公園内の笹ヶ峰野営場を抜けた先にある(地図左下)。
今回、往路に使わせてもらったルートだ。

「妙高高原駅」から笹ヶ峰行きのバスに乗り、
揺られること約50分、終点「笹ヶ峰」で下車。
道中、バスの車窓に流れる牧場の景色はまるで欧州の高原を思わせ、
山に登らずともその周辺を散策するだけでも楽しめそう。

大小2つの駐車場があり、バスの停留所は大きい側の駐車場にある。
「火打山・妙高山登山口」と書かれた標識に向かって進むと
登山口が見え、そこで登山届を投函できる。
駐車場は無料で、大小合わせれば100台以上は停車できるだろう。

登山口の標高は1,308mと高いものの、
途中にある分岐まで火打山の登山ルートを通るため、
登って下って鞍部を通ってまた登るようなルートになる。

他の2つに比べて距離があるため歩き甲斐のあるルートといえる。
案内地図によると妙高山頂まで5時間強、
もし事前に入念な下調べをしていたら、
恐らくこのルートは選ばなかったに違いない。

だから人生は面白いと思う。

もちろん事前に登るつもりで装備だけは準備してきたものの、
実際に登るかどうかは当日に判断するつもりだった。

そんな状態なもんだから、
ルートについてはその前日、最寄駅から田舎の伯母さん宅まで乗った
地元のタクシー運転手に確認しただけ。

当日の早朝、起きて、お墓参りをして、
帰り道に雲ひとつない妙高の山景を見たとき、
ああ登るなら今日しかないと思って出発したは良いけれど、
実はオレその日、乗ろうと思っていたバスを間違えたんだよね。




→その2へつづく
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撃ち抜けないのは美女の心と物事の急所だけさ。

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