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撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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バタフライ・エフェクト

2004年に公開されたサスペンス映画。
カオス理論の一つ、バタフライ効果をテーマに製作され、
初期のわずかな変化が思いがけない方向へ発展してゆく
バタフライ効果の「怖さ」を描いた物語。

自分のせいで人生を狂わせてしまった幼馴染を救うべく、
何度も過去に戻り選択肢を模索し続ける主人公。
しかし、彼と彼女の人生は、彼がよかれと思って変えた
選択により想像だにしなかった方向へ転落してゆく。

実によく練り込まれた脚本は見事の一言。
最初から最後まで緊張感を途切れさせることなく、
残酷でありながら、このうえなく感動的な結末に
運命に挑戦し抗い続けた主人公の想いを見ることができる。

なお、結末には公開版とは異なる3つのバージョンが存在する。
レンタルDVDにはラストカットのみ異なる2つのバージョン、
セルDVDには全く異なるディレクターズカット版が収録されている。

公開版はそれはそれでひとつの結末といえるかもしれないけれど、
個人的には、このディレクターズカット版を観ずに
この作品を語ることなかれと言いたい。

最も切なく衝撃的で、しかし、これ以上ないほど美しい終わり方。

その後エディングに流れるOasisの
『Stop Crying Your Heart Out』にどっぷりハマる。

もちろんまずはレンタルで構わない。
それで興味を惹かれたら、
このディレクターズカット版の結末は是非とも観ていただきたい。

その方法は、広大なwebの世界に身を置く者なら…わかるね?

なお、どうやら『バタフライ・エフェクト』には続編もあるらしいのだけど、
この手の物語は、絶対に続編とか作っちゃ駄目だと思う。

しかも監督も脚本家も変わってることから嫌な予感しかしない。
きっと設定だけ抜き出したような薄っぺらい展開が待ってるに違いない。

続編なんてなかったんや…という人の気持ちがよくわかる良作。

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撃ち抜けないのは美女の心と物事の急所だけさ。

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