職業柄帳簿を付けるのは苦ではないのだけど、
でもだからといって家でもやるかと言えばそうでもない。

確かに昔は付けてたんだけどね。
でも、個人事業主でもないから青色申告をする訳もなし、
何か特典があるって訳でもないのだから、それなら
別に苦労して帳簿付けなくてもいいよなぁと考えを改めまして。

要は、自分が何に使ったのかを簡単に把握できれば、
その媒体は帳簿やら家計簿やらである必要はないのかなと。

と言う訳で、最近は毎月届くカードの利用明細に赤ペンで
○、×、△といった印を付けて何に使ったのかを見直してる。

具体的には、
通信費や保険料など問答無用で毎月出ていくものには「○」を、
趣味のものや外食など頻度を控えれば減らせるものに「△」を、
終電後のタクシーや勢いで買ったけど実はいらなかったものに「×」を、
印をそれぞれ付けて見直すだけで、実は帳簿よりも簡単に
翌月の行動指針を定めることができる。

それは例えば「△」が多ければ今まで2日に1回のところを
3日に1回に減らしてみようとか、
「×」が多ければこれは自分にとって不要な物だと強く言い聞かせて
やらかす前に家に帰ってしまえだとか、
ただ漠然と目の前にある衝動に正直になる前に
自分が何に対してお金を使っているのか、
どこを意識すれば無駄な出費を抑えられるのか、
それが分かればとりあえずは充分なんだと思う。

帳簿に凝りだすと帳簿を付けることそのものが
目的になってしまうこともあるからね、
手段と目的がごっちゃにならないように、そして重荷にならないように、
なるべく簡単な手段を取るのが個人的には合ってたんだ。

ちなみに写真は自身の過去最高の利用額。
何に使ったのかは秘密だけど、
せっかくなので捨てる前に記念に撮っといたもの。

カードで払えばマイルが貯まるし家計簿の代わりにもなる、
ずいぶんと便利な時代になったものだよね。