撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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あの赤い屋根!
「五竜山荘は建物が見えてからがまた長いんですよ」
落合さんがそんなことを言っていたのを思い出しました。
気持ちが切れるんじゃないかと思うくらい歩いたわ。
もうひと踏ん張り。
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登山開始から5時間半が経過。
荷物は重いし体も重いしさすがにしんどい(笑)
まだですかー!山小屋はまだですかー!
ひとりずつ、ゆっくり。
焦る必要はなく、急ぐ必要もない。
鎖はあまり使わない。
三点支持を意識して、慎重に登る。
見覚えのある、その場所へ。
注意深く、慎重に進む。
「この場所です」と僕が言う。
荷物を下ろし、みんなそれぞれが持ってきた
プレミアムモルツの缶を取り出して、
その場所へそそぐ。
高山植物保護の観点から花を供えることができず、
火災防止のため線香もあげられない。
だからこれが、僕らが考えた精いっぱいの想いだった。
まだ登山の途中だから一緒には飲めないけど、
「今年も来ました」とだけ伝えて、
誰からともなく全員が手を合わせる。
静かに、音もなく、その瞬間だけ風がやんだような気がした。
「また来ますね」とだけ伝えて、
僕らはその場所をあとにした。
カッコイイ。
唐松岳もよかったけど、五竜岳のカッコよさはまた違うね。
登り始めて5時間近く。
まだまだ続くよ、この道は。
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