撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
今夜は今年最後の満月らしいですよ。
めっちゃ明るくきれいなのに、
流星群の観測という点でいうと明るすぎて逆にダメなんだそうだ。
とはいえ街中から見上げる空よりはるかに広く大きな星空。
控えめな港町の照明も手伝って、これはかなり良い雰囲気だ。
案の定、申し訳程度に照らされたベンチには
昨夜いたずらに見に行った「青の洞窟」で見ることのできた
ラブ☆カポーに勝るとも劣らない熱きカポーもちらほらと。
冬のイルミネーションは諸刃の剣。
寒さに弱い人と来ると死ぬほど文句言われて終わる可能性もあるけれど、
遮るものなく果てしなく冷たい海風にも負けないような
熱い情熱を相手に傾むけられる人同士であれば
こんな場所での逢瀬もアリということなのだろう。
正直クッソ羨ましい。
だがしかしちっとも羨ましくなんてないよ。
なぜなら僕にはこのブログを読んでくれる君がいる。
僕は君のためならたとえ火の中水の…ああ…寒い、マジで寒い。
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