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撃ち抜けないのは、美女の心と物事の急所だけさ。
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暑かったー、ほんっと暑かった。

去年も暑かったけど、
気温だけなら今年も同じくらい暑かった気がするよ。

荒川の河川敷、約21km。

日差しを遮るものは幹線道路の高架くらいで、
あとは延々、直射日光に晒されつつ走る。

そりゃ日にも焼けるよね。
腕なんて真っ赤になっちゃった。

今年は去年に引き続き2回目の参加。


折り返し地点までは、思ったより楽に走ることができたんだ。
大きかったのは気持ちの部分だと思う。

去年も1度同じコースを走ってるから、
「ここはもう少し続くぞ」とか「これが見えたらもうすぐだ」とか
先が見えない不安ってのは感じなかった。

また、何とかなるだろうって気持ちもあった。

全体としては決して満足いく練習量を確保できた訳ではなかったけど、
本番前に20kmを2本走ったことで体力配分というか、
この地点でこれならたぶん大丈夫って手ごたえがあった。

そういう意味で気持ちがすごく楽だったんだろう。
 

折り返し地点が近くなると、
今度は一緒に参加したつきっこメンバーの顔を探しながら走った。

向こうから走ってくる仲間の顔を見ると嬉しくて、
思いっきりハイタッチして、元気を貰って。

徐々に足を前に出すのもしんどくなってきたけれど、
もうちょい、もうちょいだけ頑張ろうって思いながら走った。

でも、12~13km地点くらいでメンバー全員とすれ違い終わると、
ガクっとペースが落ちてしまった。

もう頑張っても誰もいないのかぁって思うと、
何となく張り合いがなくなっちゃって。

急に「日差し強い」とか「給水所まだか」とか余計なことを考え始め、
仕舞いにはタイムを逆算して「あ、これなら歩いてもゴールできる」
なんて思ったら最後、足が前に出なくなっちゃった。

そこからはもう騙し合いの世界。

去年のつくばマラソンの標識で、

「一番だましやすい人間は、すなわち自分自身である」

なんて言葉を思い出して、
よっしゃオレもう何も考えずに騙されろとか思いつつ
歩いたり、走ったりを繰り返した。

そんな状態でラスト1.5キロ地点、
moonさんの姿を見たときは嬉しかったな。

遠くからチームののぼりが見えてきて、
「桶さん!」ってすっごい手を振ってくれて。

よっしゃ帰ってきたぞって思った。
あと少しだ、頑張ろうって。

あ、でもここだけの話、ちょっと「出迎え早過ぎwwww」とも思った。

実を言うと、スパートはあと500m先まで取っておこうと思ってて。
もー、うちのリーダーってば飴とムチの使い方が上手いんだからww


ゴール手前では、先にゴールした皆が沿道で応援して待っててくれた。

もちろんハイタッチしながら通り過ぎて、
一気にゴールまで駆け抜・・・嘘、ちょっとだけ歩いたけど。

すぐ気持ちを切り替えて走りだした。
ここは踏ん張りどころ、あと少しなんだって思うと自然と体も動く。

ゴールではガッツポーズしたよ。
久し振りに「やったぜ!」って思った。

ああ、やっぱこの瞬間たまらんなって。

そしていろんなことが頭をよぎったけど、
すぐに御褒美の打ち上げのことを思った。

よし、これで今日は気分良く飲めるぜっ!って感じw

タートルマラソンの最大の楽しみは、
やっぱり河川敷でやる打ち上げだと思う。

みんながゴールし終わった後、
シートの上に腰をおろして円く囲んでの乾杯!

クーラーボックスの中でキンキンに冷えたビールを喉に流し込む。

くっはー!美味めええええええええ!!!!

自分が頑張ったご褒美。
達成感を肴に、苦楽を共にした仲間と飲む酒の美味しさったらないよね。

これ以上の魔法のスパイスを、今のところ自分は知らない。

今年もまたいろんな写真を撮った。
今度はその写真を肴に、また酒が進んじゃうね。

今年もまた、素敵な1日だった。

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全員、無事に完走することができました!

カンパーイ!!
今日はいよいよタートルマラソン。

マラソン大会は昨年のつくば以来の参加。
絶好の大会日和だね。

行くぜ!

先日、よみうりランドで行われた東京リアル脱出ゲームvol.11
夜の遊園地からの脱出2」に行ってきた。

ちょっとね、思うところがありまして。

以前から薄々そうじゃないかなって部分もあったんだけど、
その気持ちが上手く表現できなくて、
ずっともやもやした気持ちを引きずっていたの。

でも、今回の公演に参加してそれに輪郭を与えることができた。
気持ちが確信に変わったというか。


やっぱりオレ、暗号とかパズル解くの好きじゃないなって。


2年前、初めてリアル脱出ゲームに参加したときの公演が、
ここよみうりランドで行われた「夜の遊園地からの脱出」だった。

そのときの衝撃ったらなかった。

世の中にこんなに面白いものがあるのかって思った。

雨と汗でビショビショになりながら謎を解いて、
ラスト何分ってところで脱出に成功して、
ものすっごい興奮したのを憶えてる。

いや、面白いんだよ実際。
やってて楽しかったんだ。

だから、自分はリアル脱出ゲームが好きだって言ってきた。
人にも勧めたし、公演があったら率先して行った。

でも、その面白さは、ワクワク感じは、快感は、
暗号やパズルを解いた瞬間に得ていたものじゃなかったみたい。

むしろ、物語がカチリと音を立てて進む快感というか、
いろんなフラグが最終的に綺麗に消化されたときに感じる
カタルシスみたい部分に快感を感じてたのかもなって。

実際、一時期、謎解きや暗号の本を買って読み漁ってみたことがある。
でも、結局飽きちゃって最後まで読まずに終わっちゃった。

パソコンの脱出ゲームもやったことがあるけど、
個人的には攻略サイトを見ることにも抵抗はないんだよね。

謎を解くことと、話を先に進めることは
イコールじゃないんだなって思う。

そして正直、暗号やパズルだけじゃ、
モチベーションを維持できないんだなって思う。

だから、自分にとってリアル脱出ゲームに感じていた魅力、
求めていたものは何だったんだろうってずっと考えていた。

そして、それを今回の「夜の遊園地」で確認してきた。

今までいろんな公演に足を運んだけど、
そしてスタッフとしてお手伝いしたこともあったけど、、
面白いと感じる公演の特徴って決まってるんだよね。

夜の遊園地」とか「スタジアム」とかがそう。

自分はどうやら、
日常と非日常とがリンクする体験が好きみたいなんだ。

日常だけでもダメ、非日常だけでもダメ。
それらが相互に補完しあう感じとでもいうのかな。

日常の光景が、また逆に非日常の空間が、
異なる文脈に置かれることによって全く別の景色になる瞬間が好きなんだ。

パラレルワールドに放り込まれてしまった感覚に近いかも。

平日の明け方、誰一人として歩いていないガランとした繁華街とか
たまらなくワクワクするもん。

そういう意味で、東京都庭園美術館や九段下で行われた
リアルナゾトキゲーム「ある美術収集家の遺した日記」は面白かった。

まぁ謎解き・・・というか、出題された問題の難易度が低すぎて
周囲ではあんまり評判よくないんだけど、
何気ない街中が舞台になる感じが好きだった。

そして、最終的に街と美術館とが繋がる感じがまた好き。

美術館が特別な場所じゃなくなる感じとでもいうのかな、
日常の一部に取り込まれる感じに凄くワクワクしたんだ。

遊園地もそう。

遊園地って空間は自分にとってはもともと日常的な場所で、
渋谷や新宿と同じ、普通に遊びに行く場所として認識していた。

ところが、そこに「夜の」「閉園後の」って要素が付されると、
突然非日常な感じになる。

見慣れた園内の風景が、
ものすごく色鮮やかに見えてワクワクする。

そのワクワク感が、
自分がリアル脱出ゲームに感じていた面白さの正体だった。

だから逆に、イベントホールで行われる公演に
あんまり魅力を感じないのもそのせいなんだと思う。

もちろん人によって様々な捉え方があると思うけど、
イベントホールって自分にとってはもともとが
特別な場所、非日常な場所なんだ。

だから、そこにいくら非日常な要素を追加しても、
もともと非日常を体験しに来る場所な訳だから、
それが当たり前というか、良い意味での裏切りがないから
あんまりワクワクを感じることができない。

それが、今回の遊園地で確認したこと。

実際、やっぱり夜の遊園地って舞台にワクワクした。

でも、それが正直謎解きである必要も、
脱出ゲームである必要もない。

サバイバルゲームでも
だるまさんが転んだでも充分楽しめたと思う。

今、いろんな団体がいろんな形で様々な脱出ゲームを企画しているけど、
個人的にあんまり魅力を感じてない理由が、たぶんコレなんだ。

もちろん謎好き、パズル好きな人を否定する意図はないし、
謎を解くことに快感を感じる人だって、
非日常体験を求めることだって、とても素敵なことだと思う。

そして当然、自分の感覚が高尚だなんて言うつもりも全くない。

でも、日常と非日常がリンクする感覚が、
そしてそれらを置き換える文脈の鮮度が、
今のリアル脱出ゲームには、あんまり感じられないんだ。

自分が100キロウォークに惹かれているのも、
きっとそれに近い理由があると思う。

あれほど日常と非日常がリンクする瞬間ってないもの。
中毒のように、あの景色が心を焦してる。


※この記事は、2011年01月22日にmixiで投稿したものを転載したものです。


12月に参加した東京リアル脱出ゲーム「あるスタジアムからの脱出」、
ネタバレレポートの後篇です!
 

※この日記は続きものです。
 前篇をお読みでない方は、前篇からお読みいただくことをお勧めします。

東京リアル脱出ゲーム「あるスタジアムからの脱出」~前篇~

 

最初のゲート【救護室】を無事通過し、
意気揚々と外野スタンド席へ向かう私たち。

試合は6回表、怪盗団の攻撃中。
熱戦もいよいよ後半戦、残る謎はこの4つ!

──────────────────────────────────
Ⅵ.「TOSHIBA」の前を見ろ
Ⅶ. ライトポールの下
Ⅷ. 3塁側ブルペン控え室
Ⅸ. これを見つけたら、光を読み返せ
Ⅹ. とうきょうでこまるはすまいがあるのもしもさあじさいあんぱんふたつを
  たべるだいすきっこだけしるのしゅるいはつもるすぐにあきちのそとで
──────────────────────────────────

【救護室】のあった3塁側コンコースから外野レフトスタンドへ出ると、
否応なく目に入るのが外野センター中央にある「TOSHIBA」の大看板。

まずは保留していた【Ⅵ.「TOSHIBA」の前を見ろ】の謎を解くべく
その傍まで行ってみることに。

外野レフトスタンドからセンターへ時計回りに移動して・・・と、思いきや、
ふとそこで、ゲーム開始前に確認していた

【東京リアル脱出ゲームvol.7 あるスタジアムからの脱出】

と一文字ずつ書かれた白パネルの裏側に、
何やら【ひらがな】が書かれているのを発見。




「東」と書かれた白パネルの裏には【き】、
「京」の裏には【あ】というように、3塁側から1塁側にかけて
貼ってある各24枚全てに一文字ずつ書かれている様子。

【ひらがな】の内容は、3塁側から順に以下の通り。

──────────────────────────────────
きあくかやそおいけきぴえ けうわたばぽんだけをのめ
──────────────────────────────────


【Ⅵ】~【Ⅹ】、どの謎に対応するヒントなのかは見当もつかないけれど、
よく分からないヒントはメモを取るに限ります。

とりあえずはメモを取ってから移動。

少しして、「TOSHIBA」の大看板の前に到着。
周囲に何かヒントになりそうなものは・・・と見回してみます。

・・・が、何もない!



念のため左右両側の角度から確認してみても、
階段を降りたところから振り向くように見上げてみても、
ヒントのヒの字も見あたりません。

もしかしたらと思い、内野スタンド席からは確認できなかった
【Ⅶ. ライトポールの下】 【Ⅷ. 3塁側ブルペン控え室】の2か所にも
向かってみたものの、スタンド席同様、死角になっており確認できません。

う~むむむ・・・

レフト側、ライト側で半分に分けて【ひらがな】をアナグラムにしてみたり、
1塁側から読み返したりしてもまったく意味が分からず右往左往。

そうこうしているうちに、
グラウンド内にはぽつりぽつりと参加者の姿が!



・・・って、降りれるのかよ!

確かに移動範囲が観客席だけだったら寂しいなぁとは思っていたけど、
神宮球場のグラウンド内にも入れるって・・・めちゃくちゃスゴイじゃん!!

がぜんテンションあがってきた(≧▽≦)!!

グラウンドに降りれるとなれば、少なくとも
【Ⅶ. ライトポールの下】【Ⅷ. 3塁側ブルペン控え室】については
降りてから考えるべき謎だということ。

該当する謎が絞れたことで、少し頭が回転するようになりました。

今やるべきは問題用紙、今までのメモ書きをフル動員しながら、
目の前の【ひらがな】の謎を解くこと!

・・・と、メモを見直しているうちに、ゲーム開始直前、
一番最初に気になってメモしていた【A】~【X】の
アルファベット24文字が目に飛び込んできました。

白いパネルが24枚、そしてアルファベットも24文字ってことは・・・



思った通り、【A】~【X】のそれぞれに、
白パネル裏面の【ひらがな】を一文字ずつを割り振ることができます!

というとは、ここで今まで意味が分からなかった

【Ⅵ.「TOSHIBA」の前を見ろ】

と合わせて考えれば・・・



──────────────────────────────────
T →  【 や 】
O  →  【 き 】
S  → 【 そ 】
H   → 【 ば 】
 I  → 【 た 】
B → 【 の 】
A → 【 め 】
──────────────────────────────────

・・・「焼きそば頼め」だ!!

焼きそばを頼むところといえば・・・急いで場内マップを見直すと、
外野ライト側のコンコースに【売店】の文字を発見!

スタンド席から急いでコンコースへ降り、
2つ目のゲートになるであろう【売店】へと急ぎます。

ダッシュ!



【売店】の前には既に人だかり。

カウンターの向こうにはメニュー表を持ったスタッフが立っており、
その前に立つと、メニューは声に出さずに指差しで示すよう指示が。

後ろで並ぶ参加者に見えないよう、
そっと「焼きそば」を指し示すと・・・

「おめでとうございます!こちらをどうぞ」

ビンゴ!

祝福とともにスタッフが手渡してきたのは、
【報道 PRESS】と書かれた名刺大の小さなカード。



PRESSカード、つまりこれは自身が「記者」となったことを示す証。

「記者」でしか入れない場所は無かったかな・・・そう思い、
またもや場内マップを確認すると、正面入口近くに【記者室】を発見!

なるほど、これが通行証代わりになるってことなのね!
そうと分かれば【記者室】へ急行!



【記者室】の前に立っていた警備員(スタッフ)にPRESSカードを見せ、
立入禁止の扉を通された先には



待ちに待った明治神宮球場の生グラウンドだ~!
ひゃほ~~~!!

ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ

人工芝の感触を踏みしめつつ、
もちろんマウンドまで全力疾走!

・・・と、息を切らしつつ一通りハッチャケ終わると、正気に戻ります。
こんなことしてる場合じゃないww

スコアボードを確認すると、既に8回の裏が終了しています。



急いで残りの謎を解かなければ!
グラウンドに降りたら、まずやるべきことが2つ。


【Ⅶ. ライトポールの下】

内外野席からでは死角になっていたため確認できなかった念願のヒント。
ライトポール下に賭け寄り、やっとの思いで確認成功。




【Ⅷ. 3塁側ブルペン控え室】

ライトポール下を確認したら、今度は逆方向へ猛ダッシュ。
3塁側ブルペン控室の奥で、もうひとつの新たなヒントを確認。



この2つのヒント、配置が似通っており2つでひとつの謎を示していそう。

例えば左上の図は【バント】を示し、
それに対応するサインが【指1本】ってことを示していそうですが・・・

再度、場内マップを確認すると、
グラウンドには【脱出口】と書かれた場所があります。



恐らく、この【脱出口】で何かしらのサインを示せば脱出成功なのでしょう。

しかし、現時点では【脱出口】のゲートは開いておらず、
スタッフも立っておりません。

そうなると残り2つの謎が鍵を握っていそう。

────────────────────────────────────
Ⅸ. これを見つけたら、光を読み返せ
Ⅹ. とうきょうでこまるはすまいがあるのもしもさあじさいあんぱんふたつを
  たべるだいすきっこだけしるのしゅるいはつもるすぐにあきちのそとで
────────────────────────────────────

・・・さて、どうするかな。

まずは【Ⅸ. これを見つけたら、光を読み返せ】。


・・・


・・・「これ」・・・って、どれ??

「これ(KORE)」をアルファベットにして反対から読み返してみたり、
「光(HIKARI)」を当てはめてみたり。

が、意味不明。

考えれば考えるほど似たような思考回路の中でぐるぐると巡り、
時間だけが無情に過ぎていきます。

残り時間はと思い、スコアボードを確認すると・・・



・・・っておい!いつの間にか試合が終わってる!?

9回裏のスコアボードには「1×」の文字。
試合はどうやら探偵局の逆転サヨナラ勝ちのようです。

こうなったら残された時間はごくわずか!


・・・


・・・と、待てよ・・・?

ここで天啓。ふと閃きます、「1×」の文字。
これって、問題用紙の「Ⅸ」の文字に似ている気が・・・

急いで問題用紙を確認し、「Ⅸ」の文字を再確認。



・・・よく見たらこれ、「Ⅸ.」じゃなくて「1X.」なんじゃないか!?

それを踏まえて、もう一度問題文を読み直してみると・・・


【1X. これを見つけたら、光を読み返せ】

1X、つまり、9回裏にサヨナラ勝ちしたときのスコアボードの表示。
試合が終了したら、光を読み返す・・・光・・・電光掲示板(スコアボード)!

スコアボードを見上げようとしたそのとき、
突然、思い出したように場内に流れるアナウンス。

「─残り時間、5分です。残り時間、5分です─」

ついにカウントダウンスタート!
それとともに流れ出す恒例の脱出BGM!!

これがまた焦りを誘うんですわ。

焦りつつも急いでスコアボードに目を向け、
何か変化があるのではないかと目を凝らします。



よく見ると、【怪盗団】と【探偵局】のメンバーが
数人入れ替わっている様子。

しかもこの場所は・・・



「白衣ニ万歳」を解いたときと同じ位置のメンバーが交代している!!
【1X】の謎はこれを示していたんですね。

最初に解いた謎のメモを取りだし、
再び縦(=列)と横(=行)で文字を導いていきます。

────────────────────────────────────
Ⅰ. 1 - 探 → 【 漢 】
Ⅱ. 9 - 局 → 【 字 】
Ⅲ. 4 - 盗 → 【 ト 】
Ⅳ. 8 - 怪 → 【 バ 】
Ⅴ. 6 - 団 → 【 セ 】
────────────────────────────────────

「漢字トバセ」!

残るヒントは最後のひとつ。【Ⅹ】の謎は長文でした!
というとは、これを漢字に変換したうえで、それを飛ばし読みすれば・・・

────────────────────────────────────
Ⅹ. とうきょうでこまるはすまいがあるのもしもさあじさいあんぱんふたつを
  たべるだいすきっこだけしるのしゅるいはつもるすぐにあきちのそとで
────────────────────────────────────

────────────────────────────────────
Ⅹ. 東京で困るは住まいが有あるのもしもさ紫陽花あんぱん二つを
  食べる大好きっ娘だけ汁の種類は積もるすぐに空き地の外で
────────────────────────────────────

────────────────────────────────────
Ⅹ. でるはまいがあるのもしもさあんぱんつを
  べるきっだけのはもるすぐにきので
────────────────────────────────────


・・・


・・・(゚Д゚)ハァ?


あれ?もしかして読み違えた??

いや、メンバーが交代していた打順を踏まえれば、
考え方そのものは間違っていないはず。

この謎を解く上で、もうひとつ、何かが足りないんだ・・・

【脱出口】の方を見ると、いつの間にか【脱出口】のゲートは開いており、
数人のスタッフが立っているのが見えます。

そこには、既に謎を解いた参加者たちが続々と集まって・・・

やばい!
年内最後のリアル脱出ゲーム、絶対に脱出したい!!

残された謎やヒントの提示された時間帯から見て、
【脱出口】で何かしらのサインを示せば脱出成功となるはず。

となれば、【Ⅶ】と【Ⅷ】で確認したサイン5種類のうちどれか!

片っ端から試してみる時間は残されていません。

さすがSCRAPと言いますか、
当然のように一か八かでは脱出させてくれないようで。

でも、そこをなんとか・・・ッ!

そういえば、最初のルール説明で何かヒントがあった気が・・・
急いでメモを確認します。

********************************

6.最後にヒントをふたつ。
 世のヒーローは、どんなに強くとも第一話ではラスボスを倒さない。

 彼ら(彼女ら)はかならず最後の最後に大逆転をして勝つ。
 大切なのはただ脱出することではなく、最後まで諦めないことだ。
 9回裏には、奇跡が起きるものである。

 そして、「日本野球機構」が設立してからおよそ80年。
 多くのプレイヤーが活躍し、
 世代を超えて応援したくなるスターも誕生した。

 いつの時代も大切なのは【親子の絆】。
 親と子が一緒になって応援する姿は良いものだ。

********************************

一つ目のヒントは9回裏にメンバー交代があることを示唆するものでしょう。
となれば、使えそうなのは二つ目のヒント【親子の絆】。

親と子、そんな謎なんてあったか・・・?

【売店】に親子丼なんてメニューはなかったし、
親子並んで観戦できそうな大小揃った座席なんかもなかったし・・・

・・・ぐあ~わからん!!!

そうこうしているうちに、無情なるアナウンス。
 

 

「─残り時間、10秒です。9秒─・・・」

 

 

うあああああああああああああああああああ~!!

 

 

 

─「3・・・」

 

 

 

 


─「2・・・」

 

 

 

ちくしょう・・・またこのパターンかよ・・・

 

 

 

─「1・・・」

 

 

 


今年最後のリアル脱出ゲーム

 

 

  脱  出  失  敗  

 

 

(´・ω・`)

 


(´・ω:;.:...

 


(´:;....::;.:. :::;.. .....

 

 

帰宅後、2日前に参加して脱出に成功した嫁に、コレやられました↓

 

m9(^Д^) プギャー



ゲーム終了後は、恒例となったSCRAP加藤さんによるネタばらし。

最後【Ⅹ】の謎は、やはりもうひと捻り必要だったようです。
それが、【親子の絆】。

縦(=列)と横(=行)で文字を導いていく考え方は正解だったみたい。

ただし、その引っ張ってくる文字に工夫が必要でした。

9回裏の試合終了時点で、
外野センターに設置された電光掲示板に表示されたメンバー表がこちら。




そして、実はこのとき【Ⅰ. 子供の電光掲示板】で確認していた
バックネット裏の小さな電光掲示板にも、こんなヒントが。


探→怪

そうなんです、【親子の絆】とは、

親 → 外野センターにある巨大電光掲示板
子 → バックネット裏にある小さな電光掲示板

9回裏になったら、この2つを忘れずに確認してネ!ということだったんです。
言われてみれば、【子供の電光掲示板】って表現が少しおかしいですもんね。

・・・言われてみれば、ですけど・・・orz


【探→怪】

これを踏まえて、改めて縦横列の示す文字を考えると、

────────────────────────────────────
Ⅰ. 1 - 探 →  1 - 怪
Ⅱ. 9 - 局
Ⅲ. 4 - 盗
Ⅳ. 8 - 怪
Ⅴ. 6 - 団
────────────────────────────────────


【Ⅰ】で引用すべき文字は、
【漢】でなく【三】であることが分かります。

────────────────────────────────────
Ⅰ. 1 - 怪 → 【 三 】
Ⅱ. 9 - 局 → 【 字 】
Ⅲ. 4 - 盗 → 【 ト 】
Ⅳ. 8 - 怪 → 【 バ 】
Ⅴ. 6 - 団 → 【 セ 】
────────────────────────────────────

「三字トバセ」。

【Ⅹ】のヒントを三文字ずつ飛ばして読んでみると・・・


とうるいのさいんをだっしゅつぐちで

「盗塁のサインを脱出口で」となります。




図形のちょうど真ん中にあった三本指を立てるサインを
【脱出口】で行えば、脱出成功だった訳ですね。

あ~あ・・・あと一歩だったのになぁ・・・

 

 

─後日談。

後にスタッフに聞いた話では、リアル脱出ゲームでは、
謎解きの進捗度や、前公演中の脱出状況等を加味して、
イベント期間中でも難易度調整が行われるそうです。

今回、最後のひと捻りだった【親子の絆】もその難易度調整のひとつで、
イベント期間中、初期の公演では、そのヒントが無く、
9回裏に電光掲示板に表示されていた名前も異なっていたようです。



これは嫁が2日前の公演で撮影した外野センターの電光掲示板ですが、
【Ⅰ. 1 - 探】の位置にある名前が【三谷】になっていますね。

ということはつまり、
バックネット裏の【子供の電光掲示板】を確認しなくても、
【三字トバセ】と読めるため、脱出成功となる訳です。

 

あ~・・・そうですか・・・

 

ええ・・・まぁ・・・それでも・・・・・・くやしいです・・・(。-`ω´-)

 

他にも9回裏の試合終了と同時にヒットの効果音を流す、
流さない等、細かい難易度調整も行っていたとか。

やりますなぁ、SCRAP。

当初設定した難易度が高すぎれば低く調整するので
一概に後半になればなるほど難易度が上がるって訳ではないのでしょうが、
とりあえず、次回以降(のリアル脱出ゲームは、
なるべく早めの公演に参加しようと思う今日この頃です。

─と、そんな訳で前後篇と大変長くなってしまいましたが、
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました~(≧▽≦)!


→東京リアル脱出ゲーム公式サイト
http://realdgame.jp/


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